映画『存在のない子どもたち』
鑑賞日:2019年8月13日
【感想・メモ】
主演の子を筆頭に演技力が高くてドキュメンタリーか?と思うほどにリアリティがあった。裁判所シーンと回想シーンを混ぜながら進めていくのも良かったと思う。裁判所でのシーンで??ってなったのが回想シーンでそういうことねってなるのはスッキリするし引き込まれる。(まあスッキリするようなストーリーではないんだけど…。)
レバノン版万引き家族みたいな言われ方をするのもわかる。根底に流れているテーマは確かに似ているんだけど、こちらのほうがわかりやすさもあって個人的には好きかな。先進国の日本という舞台でこうしたテーマを扱った万引き家族の意味も大きいとは思うけど。
レバノン映画はこれと『判決、2つの希望』のイメージしかないけれど、こういうレバノンの現状を世界に知らしめるみたいな社会派映画ばっかりなのかな?それともそういう作品だけが日本では取り上げられているだけなのか?