torahouのブログ

99.9%自分用メモ。映画・舞台・ラグビー等。

舞台『けむりの軍団』

RWCの合間に仕事して、さらにその合間に舞台や映画に行くのでクソ忙しい。

鑑賞日:10月17日

【感想・メモ】

やっぱり新感線、いのうえ歌舞伎はエンタメに吹っ切れていて本当に良い。映像を使った派手な演出も演者の能力もストーリーも楽しい。変にあとに残るものがなくスッキリさっぱり終わるのも◎。久しぶりに周りに合わせて仕方なくではなく、自然にスタンディングオベーションした。

最後、輝親(池田成志)が「ハハー」と畏まっただけで笑えるのは演者の力、キャラクター設計、ストーリー、演出が噛み合った成果で凄いなーと思った。新感線の舞台はコンテクストで笑わせるようなシーンも多くて、それはそれで面白い一方である種のズルさを感じることもあるけど、このシーンはこの作品単体だけで成立しているのが評価高い。

あと早乙女太一の殺陣はやっぱり凄い。明らかにレベルが違う。無双させるシーンは映えていいけど今回のように敵役だと負けさせるのも大変だなーと。

映画『記憶にございません!』

鑑賞日:2019年9月16日

【感想・メモ】

最近メンタルが若干病み気味な気がするので、気軽に笑えるような映画観ようと思って鑑賞。この作品みるにはベストなタイミングだった。

政治に対する切り込み方が深すぎないところもコメディ映画としては良かったと思う。キャストもそれなりの実力者揃いだし期待通りだったかな。ラストシーンで支持率急上昇なら国民を若干馬鹿にしている感があるよなーと思ったらそうじゃなかったので安心した。このあたりのバランス感覚が三谷幸喜の強いところなのかな。

変わろうと思えば人はいつでも変われる、みたいなメッセージがある映画は勇気をもらえるし好き。自分はあんまり変われていないけど…。

映画『ガーンジー島の読書会の秘密』

鑑賞日:2019年9月11日

【感想・メモ】

びっくりした。自分に合わなすぎて。なにが面白いのか全く理解も共感もできなかった。

リリー・ジェームズはかわいいけどキャラ的にはイラッとしかしなかった。この時点でこの作品にはあってないんだろうな。ただただ美人に生まれてきたからすべてうまくいっている、みたいなキャラクターは最近だめ。うけつけない。

ストーリーもなんかどんでん返しのようなものがあるのか?という雰囲気を出しながら(勝手にそう感じただけかもしれないけど)、特になにもなく。村人が隠していたことをペラペラ話すようになるまでの過程もよーわからんかった。

当たり前だけど、評価されているからといって自分にとって面白いかはわからんね。

映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 』

鑑賞日:2019年9月8日

【感想・メモ】

いやー傑作。映画に向く世界観・作風だとは思ってたけど思っていたよりもだいぶ良かった。最初は外伝ということもあってあっさりしてるのかな?と思ったけど終わってみたら90分と思えない濃さで満足度も高い。泣いた。2,3回泣いた。終わり方も余韻を残しているのが良い。

あと三日目ですでに特典がなくなっているとは思わなかった。プロモーションに力入れていたし例の事件での注目もあったとはいえ、かなり動員しているんじゃないかなー。

京アニはこういう「嫌なやつがいない」世界観の作品を中心に作っているけど、悲惨な事件があったからといって急に闇深い作品作らずに今後もこの方向性で頑張ってほしい。

特典欲しさも含めて来週もう一回行こうかな。新作も延期は仕方ないとして、ちゃんと完成させて欲しいところ。

映画『アルキメデスの大戦』

鑑賞日:2019年9月5日

よく映画を観た一週間だった。

【感想・メモ】

原作知らんけど大変面白かった。終わり方も見事。原作は連載中だし長さを考えても、もっと複雑で多分最後のシーン以降のことも書かれているんだろうなーと思ってwikiみると結構ストーリーラインも違うみたいね。でもよくできたいい脚本だったと思う。

菅田将暉柄本佑が上手いのは知ってたけど平山中将役の田中泯が抜群に存在感あってよかった。戦艦映画で、戦闘シーンなくこんだけ緊迫感出せるのは見事。前日に『火口のふたり』観てたから柄本佑の役柄の違いには笑いそうになったけど。

山崎貴監督もドラクエのせいで大きく評価下げてしまったけど(あの作品観ていないけど個人的には大きな流れだけみれば悪くない作りだと思う)、力量はちゃんとあるなあ。

結構動員もいいみたいだし、原作とブレがあるからちょっとむずかしいかもしれないけど続編もあるかもなー。

映画『火口のふたり』

鑑賞日:2019年9月4日

【感想・メモ】

『アマンダと僕』の直後に、しかも平日真っ昼間に観たのは間違いだったかも。どんな作品かはわかって観たつもりだけどちょっとしんどかった。

半分ぐらいがセックスシーン、それ以外も食べたりしゃべったりしているだけの作品なのにちゃんと映画しているのは凄い。残念なことに自分には「あの頃」がないし他のすべてよりセックス、みたいな経験をしたことはないから共感はできなかったけど。

どう見ても自堕落な生活であっても、相性のいい相手がいて他のなにより大事にできるのであれば楽しく生きることができるのかなあ。最近の自分が感じている人生の閉塞感はやっぱり相手がいないことから生じているのかな…。

映画『アマンダと僕』

鑑賞日:2019年9月4日

【感想・メモ】

年をとったせいかおじさん☓子ども作品にめっきり弱くなった。バジュランギおじさんとかギフテッドとかね。本作も泣いた。

身内がとんでもないテロに巻き込まれて悲しみを背負ってしまった人がどうそれを乗り越えていくかというのが主題だと思うけど、ありそうでなかったテーマの作品(俺が知らないだけかもしれない)。悲しみを背負って復讐者になるとかはありがちだけれど、受け入れてそのまま等身大の一人の人間として過ごす様子を作品にするのは確かに難しそうだけど、この作品はそれが良くできている。娘が突然に伏線もなく情緒不安定になる様とかも含めてリアリティを感じた。

月並みだけれども、いつ死ぬかわからないし生きている幸せを感じて頑張って生きようと思わされた。