映画『天才作家の妻 40年目の真実』
3日前に鑑賞。地元での上映がないから観れないかもしれないなーと思っていたけど、うまく予定が合ってかなり早く観れた。映画鑑賞は縁も大事。
【感想・メモ】
作中の文学作品評価で「リアリティ」とか「人間味」みたいな言葉が頻出していたけど、まさに「普遍的な人間」を描いた作品やなー、と。
矛盾した複雑な感情を受け入れられる、前に進めるというのが、コンピューターにはない人間の強みであり人間らしさだと思う。こういう人間らしさというのがAI社会が進む世の中における一つの大きなテーマになると思うし、映画界でもそうしたテーマの作品が今後より一層増えるような気がするけど、今作はそういうジャンルとしてレベルが高い作品だと感じた。
作品としてレベルが高く感じられたのは、やっぱりグレン・クローズの演技力によるところが大きい。表情やちょっとした仕草で、無理なくその時の複雑な感情が観ているほうに伝えることに成功してる。そら主演女優賞の候補になるのも納得。普通に考えれば情勢的にも主演女優賞取るだろうなー。