映画『若おかみは小学生!』
迷いながらも観なくていいかなーと思っていたけど評判に負けて鑑賞。平日朝ということもあり本来ターゲットの子連ればかり。
【感想・メモ】
クソ面白かった。ここ数年観たアニメ映画の中でも屈指の出来。ストーリー・キャラ・作画等すべてがクオリティが高い。普通に泣いてしまった。子供も笑っていたし、子供と大人の双方を楽しませるバランス感覚が見事。もとが児童作品だから仕方ないけど、タイトルとキービジュアルで損しすぎ!
おっこちゃんの成長速度がヴァイオレット・エヴァーガーデンを彷彿とさせる速さだったけど、その分テンポも良かった。人生ハードモードの中でも頑張るおっこちゃん尊い。いい人しか出てこない作品は心が癒やされる。
自分の中でちょっと解釈が難しいのが幽霊二人の成仏。てっきりおっこの成長(幽霊に頼らなくて済むようになった)に伴って、おっこから二人が見えなくなるだけで終わるのかと思えば完全に成仏。それぞれおっことは関係のない理由で長年現世にいたはずだけど、自分たちがおっこに必要なくなったら成仏しても良いと思えるほどおっこに入れ込んだということで良いのかな?
女将の後継者が見つかったり、妹の成長が見られたりとそれぞれが(おっこのおかげで)満足したのかな。そういえばウリ坊はもう死んでも良いと最初に言っていたか。
まあいずれにせよ最後の神楽からの成仏シーンは涙不可避だった。めちゃキレイな終わり方だけど、今の勢いだともしかすると続編も有り得るのかな。