映画『寝ても覚めても』
なかなかスケジュールが合わず劇場で観るのは無理かなーと思っていた『寝ても覚めても』。遅めのロードショーする劇場があって良かった。
【感想・メモ】
怖っ、ホラーかよと思ったら、監督自身がそう見えるかもといったことも言ってるんやね。朝子の行動もホラーだし、麦の存在もホラー。過去に囚われるにもほどがあるやろと思うけどそれも愛なのか?
朝子は紆余曲折を経て、いろいろ失いながらもなんとか前に進めたという話だと思うけど亮平が可哀想すぎる…。結局最後朝子を受け入れているのもどういう感情なんだろ。これ逆に亮平は朝子に囚われてしまっているということなのか?
一生信じられないとか言いながら(多分)一緒に暮らすというのもホラー。しかも朝子は今度は本当に亮平を大事にしようと考えているというのが尚更。どう考えても幸せな家庭になる気がしないけど、これも愛なのか??わからん。
一つわかるのは朝子に共感できると言ってる人とは生きてきた世界が違うんやろなーということ。
なんとなく似た作風の作品でいうと個人的には『勝手にふるえてろ』のほうが好みだった。