映画『メアリーの総て』
新年一発目の映画鑑賞。
【感想・メモ】
去年中に観てたらベスト10入りしてた程度に見ごたえある作品だった。個人的に好きなディオダディ荘の場面もよく書けていたし、実在の人物の話だけどそれぞれキャラクターが個性あって良かった。バイロン卿のアレっぷりもよく出てたw
メアリーは2年間で相当つらい思いをしてかわいそうだけど、存命中に作品が認められて評価もされた。一方で吸血鬼文学の先駆作品を書きながら作者と認められずに自死したジョン・ポリドリの人生は何度見聞きしても悲惨。挙句の果てに後世でもバイロン卿作品と誤認されたおかげで読まれてその後の吸血鬼文学発展につながった、みたいなことを言われているのが更に悲惨。
フランケンシュタインの内容とメアリーの人生をリンクさせた演出が良かったので、大まかな内容しか知らないフランケンシュタインをちゃんと読みたくなった。