torahouのブログ

99.9%自分用メモ。映画・舞台・ラグビー等。

映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』

原作を読む候補にしながらもまだ読めてなかった作品。ちょうど映画化されたし行こーと軽い気持ちで観に行ったら、思った以上に心にダメージを受けてしまった。
そういえば『惡の華』も『ぼくは麻理のなか』も読めてないし、結局押見修造作品まだ一作も読めてないぞ…。

【感想・メモ】

序盤の痛々しい描写、そしてカラオケ前での謝罪から路上ライブと困難を乗り越えながら順調に進んでいく流れはめちゃくちゃ引き込まれた。(吃音症を含めて南沙良の演技が良かった!)
ただ菊池くんが話に絡んできてからはなかなか観てて疲れた。ラストの文化祭のシーンも感動する一方でやっぱりちょっとしんどい。いい作品だと思うし面白かったけど…。

今作の大きなテーマとして「現実は映画みたいにいけへん。みんなそれぞれ自分のコンプレックスも受け入れて一歩ずつ乗り越えていくんやで。」というのがあるんだろうけど。今の自分のメンタルだと、最後は文化祭でしのかよが大成功!やったぜ!みたいな劇的な展開を求めてしまっているんだろうな。